『まんぷく』第3回感想

のび太です。

『まんぷく』第3回の感想です。

今日は福子の英語が上手な訳が明かされました。受付のお姉さんはその対比として使われたんですね。もしかしたらわざと下手に話していたのかもしれません。お父さんの商売は初めはうまくいっていたけど、その後傾いたようです。その辺もこれから明かされると思いますが、これなら長女の品のよさやお母さんが武士の娘だと豪語するのも納得です。

今日のハイライトは三姉妹が母に長女の結婚を許すよう頼む場面でした。熱のこもったシーンでとてもよかったんですが、私の視線は三姉妹の後ろで座っている子役たちにくぎ付けでした。何があったのかと言うと、話の途中から次女克子の子供たちがじゃれ合い始めたのです。カメラの焦点は福子や咲にあたっていて、その後ろにいる子役たちは見切れている状態。男の子はほとんど映っていません。でも隣の女の子が体を完全に男の子の方に向けているので二人で他ごとしているのは分かります。その女の子も顔は映っていません。もう一人の女の子、つまり克子の長女はちゃんと正座して福子たちの会話を聞いています。

このシーンは演出なのか、それとも偶発的に起きてしまったことなのか、私はそればかり気になってしまいました。なんせ子供たちの動きがとても自然で、演出ならすごいし偶発的なら奇跡的だと思うのです。

子供は大人の話に興味はないし聞いていても内容が分からないのですぐ飽きて姿勢を崩してしまいます。男の子と女の子はまさにそんな動きでした。そして長女役の子は少し年上なだけあって我慢していた。そういう風に見えたんです。これが演技なら、子役にそれをさせる演出も実際に演じた子役たちもすごく上手。でも一方で福子たちはとっても大事な話をしています。お母さんに咲の結婚を許してもらうという、この三日間の山場なわけです。気持ちも入っているし子役の動きでNG出したくない場面だったと思います。

正直あのシーンで子役がじっと耐えて座っていても、それでドラマの評価が下がることはないです。それに演技指導としては単にじっと話を聞いているという方が楽なはずです。あの大事なシーンで集中が途切れてだれるという演技をあえて子役にさせる必要はなく、うまくできたらとってもいいけどできなかったら主演女優たちに影響が出るというハイリスクハイリターンな状況でした。だからだれるように演技指導があったとは思えないんですよね。しかも子役たちは見切れていたので、あれは偶然の産物だったのではないかと推測します。だれ方が自然で、まあ本当にだれているだけなら自然に決まっていますが、大事なシーンなだけにそれを理由にカット要れるわけにもいかず、そのまま使われたのではないかと思います。

その少し前のシーンでは子役たちがぽーっと口を空けて座っていたので、あのシーンは待ち時間が長かったのではないかとも思いました。真相はどうであれ、結果的にすごくいいシーンになったと思います。もし撮影に時間がかかって子役たちの集中が切れたなら、あのシーンの撮影は念入りに準備されてたんだなとも思えます。そういうところにも丁寧に作っている感じがうかがえて今日もとてもよかったです。

咲、福子、克子の後ろで子役たちが正座しています。この時点でもう集中切れちゃったのか、体揺らしてます。

視線はフレームの外。カメラの外から子どもたちの興味を引いている人がいるのかも。

隣の男の子と遊び始めちゃった。

完全に横向いちゃってます(*’▽’)

お姉ちゃん役の子が注意してます。

この一連の動きが子供らしくてかわいいです(´∀`*)ウフフ

ストーリー的には福子が英語のうまさを買われて電話交換の仕事からフロント業務へ配置転換されました。それを聞いた時の「は・・・」がよかったです。今までで一番低い声でした。

一方で萬平は蝶ネクタイの男性(片岡愛之助)から商品を売ってあげるという話を持ちかけられて喜んでいました。営業が下手な自分にとって好都合な話だと。でもこれちょっと心配ですね。共同で会社を作って貴重な発明品の利益持ち逃げされるんじゃないかとか。咲の結婚が決まって、今度は萬平に焦点が移る。この辺の移行がスムーズでこれもよかったです。明日に楽しみがつながっていく。こんなのドラマでは当たり前のことかもしれませんが、最近まで見ていたドラマの展開がひどかったので新鮮に喜べます。

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