『まんぷく』第8回感想

のび太です。

『まんぷく』第8回の感想です。

世良のアドバイスに従って勇気を出して押してみたことが功を奏した萬平。この日は福子とデートです。どこでしょう、新宿御苑のような庭園を歩いています。椿を見つけて「綺麗だなぁ」と言う萬平。萬平にも花を美しいと思う気持ちがあったのかと思いましたが、その際の福子の反応が不自然でした。ここは綺麗って言っておかなきゃという感じで、萬平の顔を伺いながら、「わ~~~~」とわざとらしく言うのです。

萬平からの告白に返事をする際も何かを考えながらテキトーにという感じでした。まあ、親が進めている結婚話を無効にしたいという気持ちはあるのでしょうが、それでも福子も萬平の気持ちにまんざらではないと思っているように見えていたので、この白々しい反応は意外でした。

その後ベンチに腰かけて話す二人。萬平は福子が座る前にハンカチをベンチにかけて服が汚れないように配慮しています。この辺はちゃんとわきまえているようです。私もしずかちゃんとお好み焼き食べに行ったときベンチにハンカチ敷いたなぁ。その後ハンカチ敷いてたの忘れて失くしてしまいました(;´д`)

福子が自分の身の上話をしています。ここは視聴者への説明でもありますね。自然にやっているところが『半分、青い。』とは違います。それによると福子が小学校卒業直前の頃父が亡くなり、それからは長女の咲が家計を支えていたとのこと。咲には苦労をかけたから、母は咲に幸せになってほしいのだと。これは・・・咲の死亡フラグ?

場所を変えて歩きながら話す二人。描きたい絵しか描かないという忠彦の話を聞いて萬平が「芸術家なんですね~」と言うんですが、その言い方がまた絶妙です。歩いて話しているのに体をなんとなく福子の方に向けていて、この言葉を発する際はほぼ完全に体ごと真横を向いています。

これがなんとも理系っぽというか、福子のことが好きで気持ちが入れ込んでいるというか、歩き方もまた、カバンを持っていない手をほとんど振らないところが、福子の歩幅に合わせているようにも見えるし単に慣れてなくてぎこちないようにも見えます。この演技も秀逸だと感じます。

舞台はラーメン屋です。今回は川べりではなくて商店街っぽいところ。ここからは萬平の身の上話です。両親を幼いころに失くし、親戚の家を転々としてきたのだとか。18歳で修理屋の仕事を初めて25歳で独立。物を直すだけでなく改良するようになって今に至る。

ラーメンを食べた後自分の会社に福子を誘う萬平。また加地谷に怒られるんじゃないでしょうか。「学もないし弁も立たないけど、色々やってみたい。世の中の役に立つような仕事がしたい」と自分の夢を語ります。

それを聞いた福子のこの顔は、萬平のことを好意的に受け止めていると見ていいですよね?そこへ加地谷が戻ってきて、「勝手に部外者を入れるな」とやっぱりちくりと一言言われました。

福子を家の前まで送っていって、そこで結婚を前提に考えてるともうひと押しする萬平。「私はべっぴんさんでもないし・・・」と言う福子に、「そんなことありません!福子さんは・・・かわいい方です。」その他、

心が優しい

礼儀正しい

頭もいい

ラーメンをおいしそうに食べる

という点を萬平は気に入っているようです。

「また会ってください!!」と押す萬平に、「こちらこそ」とはにかみながら答える福子。やっぱり親の見合い話をかわすためだけじゃないですよね。萬平は嬉しそうに背を向けて帰ります。その顔がまたいい。満面の笑みで、ニヤニヤしながら歩いていきます。これまでは笑顔のシーンでも顔が硬くて口がひきつっていたんですが、今回はそれがなくなっています。それくらい、また会ってもらえるのが嬉しかったということだし、拒絶されなかったという安心が胸の内に広がっているのだと思います。

(・∀・)ニヤニヤ

一人になってもまだ笑っています。

ちょっと振り返りそうになったり。

本当にこの人の演技はすごいです。しずかちゃん調べによると演劇からテレビの世界へ移ってきたそうです。蜷川幸雄の劇団にもいたとか。どうりで演技が細かくてリアリティあるんだと納得。

福子が家に入ると母が待ち構えていました。そして福子が「びっっっくりした~~!!」とここ一番の低い声。萬平と会った帰りは前もこうでしたね。

お決まりのパターンになるのかな。

萬平のことを母に話す福子。大きな会社の社員じゃないとダメと母。会社経営は博打うちと同等だとみなされています・・・。

ホテルでは福田君が恵から福子のことを聞き出しています。まだ粘るのかな福田君。福子は母に反対されていることを恵に相談するも、恵はそういうことは経験が無くて分からないとのこと。周りからは勝手に経験ありそうと思われるけどそんなことないと。しずかちゃんが「この人いい人なんだね」とぽつり。綺麗どころだから福子のこといじめるのかと思ってたけど、フロント係に推薦したのもこの人だし、意外だわと。たしかにそういう意地悪役の展開でも朝ドラらしいですね。

二人が騒いでるところに歯医者の牧がやってきました。ホテルに泊まっている先生を呼んでほしいと。福子はここで牧から、咲が昨晩緊急入院したことを知らされます。なぜ真一は家族に知らせなかったんでしょう。福子は即早退して病院へ向かいました。恵はそれも快諾します。確かにいい人かも。

牧が呼びに来た先生というのはもしかして咲の病気に関係するのでしょうか。それは今日は分かりませんでしたが、牧が恵に一目ぼれしたのは確かです。このちょっと気持ち悪い顔を見れば一目瞭然。

福子が病院へ駆けつけると眠っている咲の隣に真一がいました。昨晩喀血したとのこと。そして、「結核だ」と。うーん。これは時代を考えると助かる見込みが少ないですね。ただ先ほど書いた通り、牧が呼びに来た先生がもしかしたら咲を救うのかもしれません。そんな医療がこの時代にあったとは思えませんが。

ストーリーの展開も役者の演技も、『半分、青い。』とは全然違ってすごくよいです。いつも次の日が楽しみになります。ただ紹介したい場面が多すぎてこの記事が長くなるのがつらいです・・・。

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