過去5年分の寄付金控除を還付申告して数万円ゲットなり

しずかです。

のび太くんはもう10年以上も世界の恵まれない子どもたちに寄付をし続けています。年間数万円なのでこれまでのトータルだと何十万円という金額になります。顔も知らない誰かのために、しかも、継続して送金し続けるというのは誰にでもできることではありません。とても立派だと思います。

団体への寄付は確定申告すれば税務上優遇されます。(注意:街中の募金箱に入れたときは優遇されません)しかし、のび太くんは、会社員だったのでわざわざ申告の手続きをするのを面倒がって、ずっとほったらかしにしていたようです。かつて申告したこともあったようですが、優遇額が数千円だったのでやらなくなったと言っていました。

確かに通常の寄付金だと、所得控除になるため数千円しか優遇されません。
★所得控除の場合
計算式:(寄付金額ー2000円)×所得税率
例  :3万円の寄付で所得税率10%の場合、2800円分の税金が減る

でも、のび太くんの寄付は、国税庁の指定した公益社団法人だったので、所得控除ではなく税額控除にできます。つまりより有利な計算で税金を減らせるのです。
★税額控除の場合
計算式:(寄付金額ー2000円)×40%
例  :3万円の寄付の場合、11200円分の税金が減る

所得控除にしたときとの差は、8400円です!

これが何年もですから、頑張って確定申告(還付申告)して税額控除すれば、すでに支払った所得税から数万円の還付金がもらえます。けっこう大きいですよね。ちなみに寄付している公益社団法人やNPO団体が、住んでいる地域の自治体が指定している団体だった場合は、さらに住民税も優遇されるので、二重にお得です!

還付申告には団体からの領収書や証明書が必要なので、紛失してしまった場合は団体から再発行をしてもらう必要があります。団体によっては再発行してくれないところもあるので要注意です。でも、大体は今後も寄付をし続けてほしい気持ちから、快く再発行に応じてくれるように思います。まあ再発行をするにあたって手間や送料など、団体に負担をかけてしまうので、できるだけ紛失しないことが大事ですが。。

ひとつだけ注意点として、税務署のルールで過去5年間までしか遡って申告できません。もし申告するなら12月末までに手続きを完了させないと、平成25年分の申告期限が終わってしまいます。もう12月も半ばですからやるなら急いだ方がいいと思います。

うちはこれで数万円ゲットできそうです。(税務署で申告書のチェックが入り、OKだったら還付の振込という流れになるので入金はまだです)

産まれてくる赤ちゃんのためにお金を使おうと思ったのですが、実は今年は調子に乗ってふるさと納税を限度額以上やりすぎたので、トントンかもしれません。。
皆さんもやりすぎにはご注意を!

追記:  申告した通り、きっちり数万円還付されました。送付から2週間後くらいだったでしょうか。思っていたよりすぐ対応してくれました。善は急げですね!

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