『まんぷく』第15回感想

のび太です。

『まんぷく』第15回の感想です。

まずはあらすじを。

福子と恵、善之介、福田君、福子の友達二人の総勢6人で鈴に対し福子の言うことを信じてあげてほしい、萬平の救出に協力してあげてほしいと説得を試みます。しかしそのことを克子に愚痴っている鈴を見る限り効果はなかったよう。ただここで福子は鈴に萬平との結婚を考えていることを明かしました。その結果、「あんな不謹慎な娘、もう口なんか利きません!」という状態に陥ったようです。

鈴が克子に愚痴る様子をアトリエからちらりと見ていた忠彦。やれやれという表情をします。忠彦は前々から鈴が福子の人生を阻害していると考えているようです。

ホテルに世良が意気揚々とやってきました。先方がまだ到着していないことを聞くと、福子に萬平との仲を聞きます。萬平と親しいのかと聞かれた世良、「屋台でラーメン一緒に食うた仲や。まあ親友言うてもええな。」とのこと。親友だけど憲兵にとらわれていることを知らない世良。こんな顔して驚いています。

「親友」である世良を見込んで萬平を助けてほしいと頼み込む福子。そんな義理はないと連れない世良。「親友なんでしょ!?」と言われ「ラーメン一緒に食うただけや!!」と調子の良さは今日も絶好調です。

福子の頼みを冷たく断った世良ですが、理想工作社を訪れています。加地谷と嫌味を言い合って終わってしまいましたが、事務所の青年が「立花さんは横流しなんかやってません」と言うのを聞いて、味方はおるんやなと一言。そしてやはりこの件には関わりたくないと福子に伝えました。その返事に地団駄踏む福子。不幸は伝染するからそういうところには近づかないようにしているという世良。それが彼の処世術。

克子と忠彦の家に珍しく真一が訪ねてきました。出征する間、咲の入院中に忠彦からもらった絵を預かってほしいとのこと。快諾する忠彦。真一が再びこの絵を目にすることはできるのでしょうか。

萬平はハンガーストライキを続けています。部屋のボスから家族のことを聞かれ、大切にしたい人がいると答える萬平。その人のためにも生きろと励まされます。そしてボスが残しておいてくれたご飯を食べるのでした。

ここからは感想です。

萬平が逮捕されてから福子の幼さが目に付くようになりました。そういう演出なのでしょうが、どうもイライラします。声が甲高いからかもしれません。世良に地団駄踏むシーンはその最たるものでした。一方で萬平の逮捕を聞いてうろたえる世良はよかったです。憲兵に捉えられるということはそういうことなんだと伝わってきます。関わりたくないというのも無理ありません。自分だってスパイだと思われる恐れがあるわけですから。

萬平が助かる道筋は世良ではなさそうです。真一や忠彦がどうにかできるわけないし、会社の青年が加地谷を尾行して真相にたどり着き告発するのが唯一の道ではないかと思います。

みんなで鈴を説得するシーンで、恵が「私は福子さんを信じます」と言った後善之介が「私もです!!」と力強く続きますが、その時善之介は鈴を見ていません。これは鈴を説得したいのではなく恵に同調したいという気持ちから出た言葉だからだと思います。この細かい演技よかったです。

育ててもらった恩義はあるものの、母が娘の人生を阻害するというのは皮肉なものです。朝ドラでよく描かれると言うことは、日本には母子関係に悩む女性が多いということだろうと思います。

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