『まんぷく』第37回感想 世良許すまじ

のび太です。

『まんぷく』第37回の感想です。

あらすじ
福子が準備していた製塩業者としての認可が国から降りました。これで萬平たちは塩を専売局に売ることができます。そこへ世良が開業祝と称してジープに乗ってやってきました。そして出来上がった塩を専売局へ売りに行きます。塩は3000円で売れましたが、世良が萬平に渡した塩の代金は1500円だけでした。

世良、悪い奴です。以前の世良の言葉を借りれば、いいも悪いもないんでしょうけど。では言い方を変えましょう。世良、ひどい奴です。

ただ、世良を擁護するわけではありませんが、初めて自分たちの塩を売りに行くにあたって責任者が誰も行かないというのは落ち度ですね。仮に専売局から製造工程や品質などに関して質問を受けたとしても世良だけでは何も説明できないし、審査に不満があってもそれを訴える機会もありません。命の恩人である世良のことを信頼しているからでしょうが、商売人としてはあきまへんな。

今回塩の価格について情報が出ました。萬平はかます22個で880キロと言っています。かますというのはわらで作った袋ですね。これに塩を入れています。一つ40キロですね。すごい量です。どのくらいの期間で造ったのでしょうか。福子がお金を借りに行く場面がありませんでしたので時間はひと月くらいだとすると、25日稼働したとして1日35キロ生産しています。ちょっとありえない飛躍ぶりですね。しかも私の試算だとひと月3000円では全然足りない。この試算には工員たちの賃金含んでいないですし。もっと短い期間でこれだけ製造したのなら生産量の効率化がもっとありえない感じになりますね。

世良は880キロを満額の3000円で売ったので、1キロあたり3.41円ですね。

世良は開業祝と言いながら手ぶらで来たし、怪しかったですね。うちのしずかちゃんは持ち逃げするかもと疑っていました。逃げはしませんでしたがこうも露骨に中抜きするとは。しかも半分。お金に困っていると独りごちていましたが、これはいくら命の恩人でも許しがたいですね。見ている側としても萬平たちの努力が報われないことに萎えました。

世良は茶色い塩が混じっていたせいで評価が低かったと説明しました。実際に茶色い塩が少し混ざる描写がありましたが、検査で一つまみみたくらいでは分からないものと思われます。でも心当たりのある工員は世良の説明を聞いて自分たちのせいだと申し出ました。萬平もそれに対して怒ります。世良に売上奪われてしまいましたが、それによって今後は会社全体で塩の品質にこだわることになるのでしょう。

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