のび太です。
『まんぷく』第41回の感想です。
人が変わったように絵に没頭し始めた忠彦は真一からの説得によって我に返り、これからはいい画家だけでなくいい夫、いい父親になると宣言しました。たちばな塩業では工員たちが闇市で世良を見たと報告。専売局に問い合わせると世良が売ったのはかます22個のうち8個のみだと判明。さらに工員たちは福子と真一が歩いているところを目撃し、福子の浮気ではないかと萬平に報告しました。
忠彦、あっという間に戻りました。真一の存在感を示すための展開だったように思います。真一がいなければどうにもならなかったのか、というとそうではない気もします。今まで真一の人柄を映す場面が少なかったので、ここで印象付けておこうといったところではないでしょうか。咲を忘れられないというところや、頼りになるというところ。
工員たちの機転によって世良の悪事が暴かれましたが、同時に世良の商売人としての腕の良さも示されました。専売局に確認の電話を入れて、世良が売ったのはかます8個分1600円と判明。世良は100円札を64枚持っていましたが、ここに専売局に売った1600円が含まれているのかは分かりません。もし含まれているとしたら、専売局で4000円になる塩を6400円にして世良が2400円をくすねたということになります。元値から6割の価値を上乗せしたということですから、すごいです。
このシーン、鈴が電話しているところがポイントです。萬平は世良がちゃんと専売局に売っているか懸念する神部に対して「僕の友達を悪く言うな!」と言い放っていましたから、鈴がこの話を聞いていなければ世良の悪事を暴くのがもっと先になっていたかもしれません。武士の娘のお手柄であるとうちのしずかちゃんが褒めております。
福子の浮気疑惑は何のために出てきたエピソードなのか分かりませんが、特に発展することなさそうです。福子が誰と歩いていたのか、本当にそれは福子だったのか、もし分からないようにしてあればこの先どうなる?という面白味もあったでしょうが、現状では何がしたいのか不明な展開です。