大丸デパートについて

のび太です。

子供が生まれてからブログ書く時間が取れません。正確には時間はあっても体力がない。娘は今生後6ヶ月で体重は7.5キロほど。この子に抱っこをせがまれると私の体力ゲージみるみるが減っていきます。でも夫婦の会話の中で残しておきたいことがあるので、画像貼ったり凝ったりせずとにかく文字だけでもいいから記していくことにしました。せっかく二人で議論して結論出したことも、「前にもこれについて話し合ったよね。どんな結論だったっけ」となってしまうので…。

手始めに今日は大丸デパートについて。最近立て続けに関西の方が「大丸で〇〇を買った」とアピールする場面をテレビで見たんです。この言い方に違和感を覚えて、なぜデパート名を出すのだろう、どういう心理がそこにあるのだろうとしずかちゃんと話し合いました。

まず「大丸」というデパート名を口にするのはほぼ関西の方。なぜってそれは簡単。関西以外の地域では馴染みの薄いデパートだからです。関東では東京駅の近くにありますよね。私はそこしか知らない。それもなぜ新幹線の玄関口にこのマイナーな店があるんだろうという印象でした。関東ではデパートと言えば三越、伊勢丹、高島屋などであり、大丸が出てくることはほぼありません。

大丸と似たようなデパートに阪急があります。阪急は有楽町の駅前にお店をだしていて、関西のデパートが東京都心のメジャーな駅に店を出す謎が共通しています。これについては、関東に1店舗出すなら資金力を集中し、立地的に商業性の高いところへ出店することが可能なのではないかという結論に至りました。

ではこの大丸デパート、関西ではどんな存在なのでしょうか。朝ドラ『べっぴんさん』や『まんぷく』で大急デパートが登場していましたが、これはおそらく大丸と阪急をもじったものでしょう。つまり関西ではデパートと言えば大丸、というポジションにあるのではないかと推測できます。それは阪急よりも上。おそらく関西では最上位クラス。

しずかちゃん曰く、デパート業界では呉服系が正統な存在で、鉄道系や金融系(マルイなど)は格が下がるとのこと。大丸も呉服なのでは?ということで調べてみたらその通りでした。他に呉服系は三越、伊勢丹など。高島屋も呉服が由来ですが古着や木綿ということで少し格が落ちるようです。実際にお店で売られているものの価格もそれに則しているように思います。

なので大丸は関東で言えば三越のような存在なのでしょう。

実際にはデパートが商品を売っていることは少なく、商品を売っているのはデパートに間借りしているブランド店です。だから本来は「ティファニーで買った」とか「シャネルの靴よ」というようにデパート名ではなくそのブランド名が出てくるのが道理。でもそこにデパート名を出したり、「大丸の〇〇」というように店名とデパート名をくっつけて話すのは、デパートのブランド力に威光を感じているからだと思われます。つまり、

大丸で買い物できる私って素敵でしょ?

ってことです。

人が自分のことを好きでいることは人生を謳歌する上でとても大事なことです。デパートが来店したお客さんにそういう気持ちを持ってもらうことはデパートの戦略としてとても重要なことだし、その点において大丸は成功しているのだと思います。

ではなぜ大丸の名前が出ることに違和感を覚えたのでしょう。それは関東ではデパート名で話す人が少ないからだろうと思います。たとえば婚約指輪を買ったとして話題になるのは、ティファニーか、カルティエか、もしかしてハリーウィンストン?ってことであって、伊勢丹か、三越か、はたまた高島屋か、なんてことは誰も気にしないのです。

なぜ関西ではデパートの威光が煌々と輝くのか、残念ながらそれについてはまだ分かっていません。ということで今回の考察はここまで。

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