半分、青い。第114回

のび太です。
『半分、青い。』第114回の感想です。

前回の放送で社長になると唐突に宣言し、見る側をポカーンとさせたスズメですが、その勢いはまだ止まりませんでした。スズメ社長のプランはつくし食堂の二号店をオープンさせるということのようで、高校生をターゲットにして五平餅を作って売るそうです。岐阜県外の方には分からないかもしれませんが、五平餅って毎日食べるような位置づけではありません。岐阜にだってせんべいやクッキーあります。ケーキもあります。五平餅はそれらを押しのけて子供が食べたがるようなものではないんです。このプラン、のっけから暗雲立ち込めてます。

しかし驚くポイントはここではありません。晴から開業資金はどうするのかと問われたスズメ。

「お母ちゃんが隠し持っとる。かつ丼で当てたお金をへそくっとる。」

( ゚д゚) ・・・ え?

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚) ・・・ ええ??

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

(;゚ Д゚) …!?

まさにこれ。開いた口がふさがらないとはこのことでしょう。朝ドラでこんな展開ありますか?あったとして、それ面白いですか?仮に貯めこんでいるとして、なんでそれを自分が使うことに何の抵抗も感じないのか。相手がどんな気持ちで貯めているかとか、何に使うつもりなんだろうとか、何も考えてなさそう。こんな人間おらんわ。少なくとも岐阜にはいない。

壮大な夢を語るスズメに対して晴は

「あんたの37年間は全てが思いつきや。
その場の思いつきだけで生きとるやないか。」

と的確な一言。うちのしずかちゃんは、スズメが漫画家になると言ったときそれに反対した晴のことをよく思っていません。子供の夢をつぶそうとする親なんて、と。しかし今度ばかりはうちのしずかちゃんも晴の味方です。それほどスズメは見る側を呆れさせているということです。

でもここはひとまず落ち着いて、事実確認をしていきましょう。空想に対して怒っても仕方ありません。

Q.晴がへそくりをもっているのは事実か?
A.事実です。晴が自身で明かしました。

Q.草太がかつ丼で当てたおかげでへそくりの額はけっこうなものになっているか?
A.なっています。これも晴が明かしています。

と、お金があるという事実は家族の共通認識となりました。ではスズメの望み通り開業資金として使えるのかについては、晴がはっきりと拒否しました。貯めたお金で旦那さんである宇太郎とフェリーでニュージーランドとオーストラリアをめぐるという2か月間の壮大な旅行を計画しているためです。

これでスズメも黙るかと思いきや、なんとその宇太郎がスズメの話に乗っかって店構えを電車風にしようと言い出しました。そしてその電車は「チンチン電車」だとのこと。このあと晴役の松雪泰子に「チンチン」と言わせたいだけのセクハラまがいな掛け合いが無駄に続きます。

こういうのすっごくつまんないです。そしてこのバカ親子に堪忍袋の緒が切れた晴、

「長い間、どうもお世話になりました。」

今週はここまで。次週の予告を見ると、和子より先に仙吉さんが亡くなるようです。というか、和子の存在忘れてました。律を岐阜に戻すために病気になったようなご都合主義なので仕方ないですね。

晴にあんたは思いつきで生きとると言わせているこの脚本、スズメの行き当たりばったり人生の先に何を見せようとしてるのでしょうか。このドラマの最大の焦点はここです。まだおぼろげにも見えてきていません。楽しみです。

さて今週の展開を経て、ワーストランキングに動きがありました。

1位:純と愛
2位:半分、青い。
3位:まれ
評価対象外:わろてんか

『半分、青い。』は伝説となったあの『純と愛』に迫る勢いです。ですがあっちは超能力設定が強力過ぎてまだまだ不動の1位です。

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