『まんぷく』第25回感想

のび太です。

『まんぷく』第25回の感想です。

前回、戦争中に何も貢献できないと悔しがる萬平の突然の絶叫できょとんとしながら終わったところですが、その戦争はドラマの中ではあっけなく終わり、福子、萬平、鈴の三人は大阪へ戻ってきました。しかし萬平の会社、自宅、福子の実家にして鈴の自宅すべて空襲で全焼してしまい、3人は難を逃れた克子の家に居候することになりました。ナレーションによって終戦から2ヶ月経っていることが分かりましたが、忠彦と真一の消息は不明で克子は不安を募らせています。

戦争が終わっても生活は楽にならず、物はあっても闇市で高騰しており買うことができないとう状況です。豆腐が15円と言ってました。10銭を今の100円と考えると、100円は1万円、豆腐は1500円ということになります。これでは手が出せませんね。

克子の家に居候している身ですが、鈴は相変わらずの無神経っぷりを発揮します。克子に対して忠彦の実家から仕送りしてもらっていないのかと。この質問が無神経というより、忠彦の実家の状況を想像せずに仕送りするのが当然と思っている姿勢が傲慢です。

萬平は上郡(疎開先)へ行って着物と食べ物を交換してもらうと提案。福子もそれに乗っかります。克子も着物を提供すると言って協力します。が、鈴です。

「私の着物はダメよ!」

やっぱり分かりません。鈴が何を大切にしているのか。そもそも武士って清貧を尊んでいたので、日々の暮らしに不平不満を言うこと自体おかしいんじゃないでしょうか。西郷どんはそんなこと決して言いませんよ。

「きれいごとやないのよ。お母さん。これは戦いなんやから」

闇市に訪れた克子が、同行した鈴に言います。まったくその通り。何はともあれ生き抜くことが重要です。

2人が闇市へ来た目的は着物を売ることでした。初めは50円と言われたところ、克子が粘って100円になりました。今の価値ではおよそ1万円くらいでしょうか。鈴は「安すぎる!」と不満そう。

上郡では萬平と福子が井坂家を訪れていました。萬平はあの根菜切断機を持ってきています。それを井坂夫妻に見せると、お米と交換すると言ってくれました。井坂夫妻、実際には根菜切断機必要ないんじゃないかな。ただ萬平が作ったということに関心して、それをねぎらう気持ちがあったんじゃないかと思います。

福子は着物を持参していますが、こちらには(も?)需要がないようです。値打ちがあるものだと使う人、買える人がいないのです。帰りの電車で萬平が福子に謝ります。「僕がもう少し要領よければ」と。でも萬平が根菜切断機持って行ったのでお米手に入ったんですよ。

上郡からの帰り道、闇市でラーメン屋を見つけた二人。二人が近づくきっかけになったラーメンなので、ということで食べます。一杯15円。二人でおよそ3000円でしょうか。私なんかは今の時代でもラーメンが一杯1000円だったら高くて行きません。と思ったら一杯だけ注文して二人で分け合う萬平と福子。ラーメンはスープがおいしそうですが、具はありません。麺のみ。でもそれを二人はおいしそうに食べます。

隣の席に別のお客さんが入ってきました。顔を見合わせてびっくり。善之介と恵でした。二人は生きていました。赤ん坊も無事なようです。よかった。前に予想しましたが、忠彦はおそらく帰ってきます。真一は帰ってきません。世良はもちろん生還。福田君は・・・たぶんダメでしょう。果たしてどうなるか。

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