『なつぞら』のざっくり感想

のび太です。

久しぶりに朝ドラの感想を。前作の『まんぷく』は最後まで楽しめました。最後までオープニングの歌詞が聞き取れませんでしたが、役者さんの演技、話の展開は朝ドラとしてちょうどいい具合でした。特に安藤さくらと長谷川博己の演技は気になるところがほとんどないというリアルさだったし、世良や真一さんはじめ演技が下手だと感じる人はほとんどいませんでした。役者の質の高さもあると思いますが演出や監督の指導も安易にOK出さずにみんなでいいシーン積み重ねていったんじゃないかなと思います。さらに芦田真菜のナレーションも所々声色変えたりしてとてもよかったです。

今放送されている『なつぞら』ですが、正直始まる前から期待していませんでした。なんといっても広瀬すずを好きになれない。放送を見ていてもなぜ100回目のヒロインに抜擢されたのかまったく分からない。いつも同じ表情だし、怒るときはこの顔、驚くときはこの顔、喜ぶとき、悲しむときはこの顔にあの顔、というパターンを自分の中で決めているかのようで、悲しむシーンではすぐに大粒の涙をつーっと流す。感情に強弱がなくて演技がとってもつまらないです。宮崎あおいや芳根京子、有村架純だったらここはもっとこうするだろうに、と思ってしまします。

さらに脇役もなんだかなあという感じ。いい味出てるのは草刈正雄と高畑淳子くらいです。松嶋菜々子はなんでしょうね。演技をしているというより自分を売り込んでいるという感じ。キャスティング自体よくないと思いますが田舎感ないし出そうともしてない感じ。

ストーリーも今のところ面白くないです。ご都合主義が強すぎる。演劇やってる間はお兄さんのことなんてまったく出てこなかったのに、終わった途端前からずっと気にしてたという展開になり、東京行ったらすぐに見つけることができてそこで存在感薄すぎた天陽のお兄さんとばったり再会。なぜかアニメーション制作の現場を見学するという流れ。

不自然!

この一言に尽きます。私の持論ではどの朝ドラも2週間は我慢して見続けるべし。2週間経てば前作の面影も消えて物語に入り込めるようになるはず。反対に言えば2週間ダメなら見るのやめた方がよいかもしれない。現状では娘の世話でヘトヘトなのでじっくり見てる時間もなく、やめてもいいかなという感じです。うっちゃんのナレーションも暗くて鼻につくし。

最近NHKは過去の朝ドラの振り返りをいくつかの番組で行っていますが、印象的なシーンとして選ばれるのはたいてい告白とかキスのシーン。いったい誰が選んでるんでしょう。朝ドラにそれ求めてる人ほんとにいます?そんなことよりもこちとら骨太のリアルが見たいんですよ。愛は愛でも家族愛でしょ。しずかちゃん曰く、ディテールに笑いが詰まっているわけでもなく淡々とストーリー展開するだけなら総集編見るだけでいい、とのこと。その通り!!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする