子どもがほしいという気持ちが自分の中ではっきりと見えてきたので、もともと決まっていた入籍日と引っ越しを待たずに、妊活をはじめることにしました。34歳、高齢出産まで目前の年齢です。30歳を超えて結婚した友人たちは総じて妊活をしていますが、誰からも授かったというニュースを聞いていません。20代から妊活をしている実妹さえ、数年間の妊活に疲れてここ数か月は休んでいるようです。妊活は本当に大変なものだと聞きます。経済的にも時間的にも、精神的にも非常に負担が大きいようです。
友人や妹と会うたびに、色々なことを教えてもらいました。フルタイムの仕事をしていると、排卵日のタイミングに合わせて通院することが難しくなり、毎月たった一回しかないチャンスを泣く泣く逃すことになります。時計の針は進む一方なので、年齢が進めばそれだけ高齢出産のリスクが高まります。排卵日を特定したタイミング法でダメなら、次は人工授精、体外受精、とどんどんステップを上げていくことになり、それに伴って治療費も高額になり、治療期間も長くなっていきます。どこまで続けていくのか、いつも決断を迫られているような気持ちになると言っていました。数年前、芸能人で妊活のために休職した方がいましたが、正直、当時は「そこまでする?」と思いました。でも、友人たちの話を聞いていると、「そこまでしないと厳しいんだ」ということがよく分かりました。
一年は自分たちで
私たちの場合はどうしようか。37歳と34歳のカップルです。友人たちから通院の負担を知らされていなかったら、きっとすぐに病院にいっていたと思います。でも私たちは、年齢はギリギリだけど、まずは自然に任せてみることにしました。一年間できなかったら、病院にいくことも検討してみよう。しばらくは自分たちで妊活をしていくことにしました。