『半分、青い。』第151回感想

のび太です。

『半分、青い。』が相変わらずひどいです。残り1週間ですが、ここにきて東日本大震災を扱っています。あの地震発生以来、朝ドラでこれをテーマにしたことがあるのは『あまちゃん』だけです。

あまちゃんは話のすべてがこのテーマに向かって収束していくように描かれていました。『半分、青い。』が今さら急に震災を扱ったとしてまともなドラマになるとは到底思えません。全てが安っぽいドラマですから、結局震災も見てる人がどう思うかとか、見てる人に何かを伝えたいとかではなく、「このテーマを使ってこんなドラマを作ってみました。いいでしょう?」という脚本家の自己顕示欲しか感じ取れないだろうと思っています。

どうせゆうこに「生きるのを諦めかけた私をスズメが生の世界に引き戻してくれた」とか言わせたいのでしょう。残りたった5日で裕子の死や子どもとの関係を乗り越えてハッピーエンドに持っていく力がこのドラマにあるわけがない。だから裕子は生きている。適当にテーマを消化して、小さなエピソードのつぎはぎドラマがいい加減なハッピーエンドで終わる。それしかないでしょう。この脚本家に半年間のドラマを書く力はなかったということだと思います。

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