つゆいりです。
今回は「冥華のセナ」を分析してみます。
セナと言えば配布キャラ唯一のクリティカル回復キャラですが、その別バージョンである今回のセナもクリティカル回復を持っています。オリジナルのセナはゲームの初期に仲間になるキャラでもあり私も最初はランヴァルドと一緒にパーティの主軸に据えていました。ヴァレンタインセナに続いて3人目のセナ、そしてベルベット以来のクリティカル回復キャラということになります。
まずは基本情報を見ていきましょう。
武器種 | 剣 |
属性 | 闇 |
アシスト | 武器 |
PTスキル | 闇雷符 |
神枠 | × |
転送 | ○ |
HP | 5950 |
攻撃力 | 1950 |
魔力 | 722 |
防御力 | 1040 |
抗魔力 | 936 |
晶石稼ぎ | ◎ |
PFゲージ溜め | ○ |
PFAタイプ | 物理 |
PFA | 並 |
スキル1 | 増(攻撃力:50%、クリティカル率) |
スキル2 | 大幅増(通常攻撃ダメージ:25%)、ガードブレイク |
スキル3 | 増(晶石出現率、闇ダメージ:30%) |
リミテッド | 味方全員の状態異常回復、HP小回復:5% |
専用オーブスキル1 | ステータス増(攻撃力・魔力:1500、防御力・抗魔力:750) |
専用オーブスキル2 | ステータス増(攻撃力:40%)、ダメージ増(闇:28%)、クリティカル時HP回復:2% |
※数値はレベル5の場合です。
雪の聖女レナスFを先に見てしまったので物足りなく感じますが、攻撃力は高い方です。ただ雪レナスと比較した場合、ステータスよりもスキルやオーブでの上昇率に差があります。よって火力としては並です。またキャラスキルの「キリングドール」はターン毎に攻撃力が上昇していくもので、ドンキーさんの調査によるとターン毎に1%、2%、3%と上がっていくようです。短期決戦には不向きな仕様であり、クリティカル回復やリミスキを駆使した耐久パーティ用キャラと言えるでしょう。
晶石出現率アップについてはどのくらいの数値となるのか不明です。ただ攻撃モーション的に石を出しやすくなっており、晶石出現率アップがなくても晶石稼ぎには向いているキャラと言えます。さらに特効武器のASがダウン状態からでも完全に打ち上げ可能で多段ヒットするため、この武器と併せれば鬼に金棒です。
そして気になるクリティカル回復ですが、専用オーブのスキルであるためAF二つゲットしないと使えません。そしてキャラスキルと違って専用オーブのスキルにはレベルの調整がないため、回復量はパーティHPの2%固定となります。クリティカル率の基本値や上昇値は不明ですが、フレンド枠でお借りして使用したところ、体感でベルベットと同じくらいか少し多いくらい発動しているんじゃないでしょうか。ただしベルベットはスキルレベル4で回復量を4%にでき、通常攻撃のヒット数もベルベットの方が4つ多い(3回攻撃時)ので、回復量の期待値としてはベルベットの方が上になります。
私はベルベットでAS使用時にクリティカル回復が発動するのを見た記憶がありませんが、冥華のセナはASでもばしばし発動するためヒット数の多いASを使用することで期待値を上げることができます。とはいえ、耐久キャラに攻撃向きのAS武器持たせることは少ないでしょうし特に剣士であるセナにはシュベ系を持つことが多くなると思われるので、ASでのクリ回復は当てにしないほうがよいと思います。
どう運用するか
攻め | ○ |
守り | ○ |
支援 | △ |
クリティカル回復キャラは総じて与ダメが少なめに設定されているので、スキルブッパによる短期決戦には向きません。やはり耐久パーティを組む場合のメンバーとして使うことが多くなると思います。イベントやメイン・サイドストーリーでの周回は微課金ユーザであれば1ターンで終了であるため、クリティカル回復要員に出番はありません。瞑華のセナは石出し性能が高いので晶石稼ぎという面では活躍するでしょうが、そのためにガチャ回す気にはなれません。
アシストでHPをモリモリ増強できれば回復量が増えるため、重課金のプレイヤーほどクリティカル回復の恩恵を受けられるということになります。クリティカル率を上昇させるパーティスキル「軽快」も、実装されている8キャラのうち3キャラがコラボガチャでのキャラとなっており、現在は入手不可能。遅く始めたユーザには不利な条件となっています。
かといって微課金ユーザには縁のないキャラかというとそんなことはありません。私は今でもベルベットをパーティの主軸としており、ベルベットがいないとタワーも降臨も進められません。彼女が神界から帰ってきた合間に降臨をこなす毎日です。もしここに瞑セナを加えたら攻略も楽になると思います。
ただ、クリティカル回復を最大限に生かすなら6回攻撃にする必要があります。その上、タワーの上層は常にドレインミストが展開されるため、回復量は半減です。タワーの最上階に至っては4分の1になるらしいです(未体験)。なのでクリティカル回復キャラに対する私の評価は一言で表すとこんな感じです。
育成にコストがかかる割に活躍する場面が少ない。
私は今、火力で押し切れない敵には大剣3人にクレスを混ぜてエターナルソードで全体バフ役をさせています。これが瞑セナになればバフ+回復要員になるためとても魅力的ですが、クレスには金バングル4つ投入しており瞑セナがクレスを超えて活躍するには同じだけ金バングル入れなければならないと考えています。しかも、防御力を下げられないという理由で他のキャラは大剣にしたいため、金バングル4つ入れた剣士二人のどちらかしか使えないということになります。たぶん金4つ、攻撃回数6回にしたらクレスより瞑セナの方が活躍する場面が多いんですが、瞑セナを完全体にする財政的な余裕がありません・・・。
こういった私の事情を抜きにすれば、微課金ユーザにとって瞑セナは非常におすすめできるキャラだと思います。300日ログインでオーブまで手に入るアリューゼを用いて彼に敵の攻撃を集中させれば、瞑セナの剣士であるが故の防御力の若干の低さを大部分克服できますし、火力が低くても1ターンにおける回復量が被ダメより多ければ負けることはないわけですから、攻略の幅が広がります。もし他にクリティカル回復キャラを持っていなければ、ぜひ獲得をお勧めしたいキャラです。
ただし、それでも「ある程度」までしか攻略できませんよ。降臨上級とか、イベントの最難関クエストとか、そういうところです。タワーの頂上をクリアするにはアシストとかLE武器とか別の要素が必要なので、そこまでいったらクリティカル回復キャラの有無はどっちでもよくなってるはずです。
向いているプレイヤー
- クリティカル回復のガチャキャラを持っていない
- 耐久パーティをメインにしている
- 6回攻撃にする算段がある
向いていないプレイヤー
- 耐久パーティには興味がない
- 軽快キャラをそろえる意欲がない
- 降臨やイベント最上級は現状でもクリアできる
私は個人的にクリティカル回復が好きです。攻撃しながら回復できてお得な感じがするし、相手を選びますが攻撃している間に自分の受けたダメージを全回復するという無双感が楽しいです。「俺つえー!!」ってやつです。スキルブッパの瞬殺とは違う無敵感を醸し出すことができますよ。「強さ」はそこそこですが、「楽しさ」はかなり高い。それがクリティカル回復キャラです。