のび太です。
長いGWが今日で終わりますが、このGW中にしたいことの一つにベビーカー選びがありました。生まれたての頃は体重が3キロ前後しかないので抱っこ紐で余裕だったんですが、最近体重も7キロくらいになり抱っこでの外出は体への負担が大きくなってきたので、ベビーカーの購入を考えていました。しかしながらこれがなかなか決まらない。4輪、3輪、対面、切り替え、シングルタイヤ、ダブルタイヤ、地面からの高さ、折りたたみやすさ、などなど、購入するにあたり検討する要素が多くて、一向に決められませんでした。
こういうとき、他人のアドバイスは何の役にも立ちません。商品のレビューなども同様です。一番大事なのは己を知ること。あまたあるベビーカーの中から最善のものを選ぶには、自分たちがこれを使って何をしたいのか明確にしなければなりません。人から「これがいいよ」と聞いても、それはその人たちのライフスタイルにとってよいだけであり、私たちとは関係のない話。答えは自分たちで出すしかないのです。
結論から言うと、これになりました。
Aprica(アップリカ) 3輪ベビーカー スムーヴ プレミアム AC SMOOOVE Premium AC ネイビートライアングル NV 1か月~ (1年保証) 2112192
実は購入前に最有力候補だったのはこれではなく、PegeonのランフィRA9でした。
ピジョン ランフィ Runfee RA9 生後1ヵ月頃~36ヵ月まで アイリーレッド 1か月~ (1年保証)
しかしながら、実際に店舗へ見に行き色々触ってみて答えが変わりました。当初想定していなかった3輪。どうしてこういう変遷をたどることになったのか、ご紹介していきます。
安いベビーカーから検討開始
そもそも、当初は私もしずかちゃんも2万円台のベビーカーを考えていました。2万円台でも軽くてワンタッチで折りたたむことができて対面式に切り替えることができてタイヤにサスペンションがついている、というものがたくさんあります。その中から選ぶつもりでした。しかしAmazonのレビューを見ている中で目に付く評価があり、再考するに至りました。それは、ベビーカーのタイヤが押している人の足に当たるというものです。
ベビーカーのタイヤが足に当たるかどうかは、商品の性能による部分もありますし使用者の身長にもよる部分が大きいと思います。背が高い人ほど歩幅が大きくなり、腕の角度も小さくなることから、背の低い人と比べてベビーカーとの距離が近くなるからです。私は身長170を超えていますし、しずかちゃんも165近くあります。女性としては高い方なので、私もしずかちゃんも足に当たりやすいと判断しました。
ベビーカーのタイヤが足に当たると何が問題なのか。靴が傷つく?たしかにそうですがそれは大したことではありません。問題なのは主に2点。
- 当たった時の衝撃が赤ちゃんに伝わる。
- 押してる人が当たらないように気を付けようとして足も腕もすごく疲れる
1については想像しやすいと思います。ぶつかるたびにベビーカーが揺れるので赤ちゃんにとって乗り心地がよいとは言えないでしょう。2についてはベビーカーをなるべく体から離そうとして腕を伸ばすか、足が当たらないように歩幅を小さくする、もしくはモデルウォークのように足の幅を小さくするという、いずれにおいてもいつもとは違う歩き方をするということです。これではおそらくベビーあカーを使って外出すること自体がおっくうになり、最悪使わなくなります。特にうちのしずかちゃんはそういうタイプの人なので可能性が高いです。
それともう一つ、安いベビーカーに多い問題点として、対面式に切り替えた場合の操作性がすごく悪いということがありました。これは背面式を前提として前輪のみ車輪がぐるぐる回るように設計されているためです。これを対面式に切り替えると、ぐるぐる動いていた前輪が後輪となり、まっすぐに固定されていた後輪が前輪になります。車で言うと常にバックしているようなイメージです。なので切り替えることができてもきっと使わないだろうという結論に至りました。
すべてが詰まったランフィRA9
これらの問題を解決するベビーカーを探していたら、Pigeonのベビーカーに出会いました。それがランフィです。このシリーズは私たちが求める機能をすべて備えていると言って過言ではありません。どんな点が優れているのか。
- シングルタイヤでタイヤ間の幅が広いため、押す人の足がタイヤに当たりにくい。
- タイヤが大きいので段差で躓きにくい。
- 対面式に切り替えた際、前輪と後輪の固定が自動で切り替わる。
これなら長く使うことができると思いました。しかし値段は6万円近くになります。安価なものを買って使わなくなってしまったらそれこそお金を無駄にするだけなので、高価でも使い続けられるものがよいと考えるようになりましたが、大きな買い物なので実物を見てから決めることにしました。
実際に触らせてもらう
ということでショッピングモールへベビーカーを見に行きました。まず目に入ったのはApricaの4輪。当然のごとくコンビの4輪もありました。しかし我々の目的はPigeonです。ありました。こちらもずらっと並んでいます。でも目立つところに置かれていたのはランフィではなくてフィーノというシリーズでした。
ランフィとフィーノの違いは一見分かりません。でもフィーノはハンドルの角度を変えることができました。これは身長の高い人にはとてもよい機能です。腕の負担を軽くしてくれることでしょう。他の機能はほとんど同じです。しかしフィーノは性能が少し上がっている一方でランフィより1.5キロくらい重いようです。
ピジョン Pigeon A形ベビーカー フィーノ fino ストライプネイビー 重量6.8kg 1ヶ月~36ヶ月対象 ママの「だっこ」をカタチにしたシングルタイヤのベビーカー
よってランフィではなくまずはフィーノに触らせてもらいました。私の感想ではとても使いやすかったです。タイヤは足に当たらないし、前後の切り替えや折り畳みもスムーズ。これはいいものだと思いました。
畳めるが開けない
しかししずかちゃんは違いました。片手で畳むことはできるけれど開けないというのです。畳むときは手すりにあるボタンを押すだけなのでできるんですが、開くときは腕のスナップでベビーカー自体を振り、その勢いで広げるのです。フライパンを振るのに似ているかもしれません。何回か試しましたが壊れる気がして怖いとのこと。これは問題です。畳まないならそもそも4輪を選ぶところから考え直さなければなりません。玄関の狭いスペースに置くために畳めることが前提=4輪だったからです。
畳みやすいという4輪の利点に意味がなくなったので、3輪も見せてもらうことにしました。基本的に3輪は奥のほうにしか展示されていません。販売の主流は4輪なのだと感じました。触ってみた感想です。
- 4輪よりかなり重い
- 畳みにくい(片手では不可能)
- タイヤがボディの外側についているので足に当たらない。
- 方向転換がとても軽くて楽。
- 対面はできない。
3輪の圧倒的な走行性能
3輪にはいい面、よくない面ありますが、方向転換が軽くて楽なのには驚きました。子供を乗せていても片手で軽々曲がれます。その場での旋回も可能なので、エレベーターの中でも向きを変えられます。また、お店の人がデコボコの路面を試すため床のパーツを出してくれたので、それを3輪、4輪で走らせてみました。3輪は助走がなくても段差を超えられましたが、4輪(フィーノ)は一度後ろに下げないと難しかったです。3輪のほうがタイヤが大きいから出る違いでしょう。
3輪と4輪どっちにするか
特徴が大きく違う3輪と4輪を前にして、自分たちの生活に適切なのはどちらかを考えました。まず車を持っていないので移動は電車です。電車に乗る際はエレベーターを使うか、ベビーカーを折りたたんで子供を抱えて階段やエスカレーターに乗ります。これがどのくらいの頻度になるかを考えました。
- エレベーターも階段も面倒なので電車を使うたまの外出は抱っこひもで行く。
- 子供が小さいうちはそもそもあまり遠出しない(電車に乗る機会が少ない)。
- 出かける際はベビーカーにバッグを下げたりかごに入れたりするため、折りたたむ際は子供だけでなくそれら荷物も外さなければならない。つまりなるべく折りたたみたくない。
改めてこう考えてみると4輪の利点である折り畳みやすさはあまり生かす場面がなさそうです。
- 日常の散歩や買い物で使うことが多い。
- 近所の道路はデコボコが多い。
- 3輪でも寝かせてカバーをメッシュにすれば一応顔は見える。
我が家の状況的に重要なのは折り畳み性能ではなく走行性能だと判断するに至りました。
どれがいいかは家庭の状況次第
3輪、4輪それぞれ特徴がありどれが重要かはそれぞれのライフスタイルによります。おそらく車移動が多い家庭は軽くて折りたたみやすい4輪が効果的な場面が多いと思います。重い荷物も車で運べますし。我が家は3輪を選びましたが、こういう選び方がこれから購入を検討する方の参考になれば幸いです。