『まんぷく』第33回感想 14人の男たち
本格的に塩づくりを始めるにあたって力仕事のできる人が必要となり、神部が人材発掘のため大阪へ。さらに生活費が必要になるためハナの家からお金を借りる福子。実は鈴もはんこの売り上げをひそかに貯めていたことが判明。神部は大阪から14人を連れて帰った。
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本格的に塩づくりを始めるにあたって力仕事のできる人が必要となり、神部が人材発掘のため大阪へ。さらに生活費が必要になるためハナの家からお金を借りる福子。実は鈴もはんこの売り上げをひそかに貯めていたことが判明。神部は大阪から14人を連れて帰った。
軍が残していった鉄板を使って塩を作ろうと思い立った萬平は、神部を連れて兵庫県の赤穂へ塩づくりを勉強しに行きました。泉大津に残った福子と武士の娘はご近所さんに引っ越しの挨拶がてら、着物と食べ物を好感してもらえないかと頼んで回っています。
泉大津に越してきた萬平、福子、鈴、そして神部。世良に紹介してもらった倉庫は海岸まで数10メートルという立地で、倉庫というより寮のような建物でした。大部屋があったり集会場とも作業場ともとれる広い空間があったり、台所もあるし部屋もいくつかあります。
神部と忠彦という働き手を得た香田家・今井家連合のはんこ工場ですが、売れ行きは右肩下がりのようです。これはやはりと言うか、はんこは一度行き渡ったらしばらく需要がなくなるものですからね。それに商売を真似てさらに安い値段で売り出す店もでてきたようで、こうなると供給過多、デフレとなって儲けは小さくなるばかり。
忠彦は帰ってくるなりはんこ制作を手伝おうとしますが、克子は絵を描いていればいいと言ってくれます。でもきっと戦争の影響で書けなくなってるんだと思います。昨日の最後、万歳に紛れ込んできた神部はまだ帰りません。帰らないどころか床を掃除して居座ろうとしています。
忠彦のアトリエの窓から泥棒とおぼしき者が入ってきました。最初は忠彦が帰ってきたのかもと考えましたが、土足であること、こそこそしているところ、そもそも玄関ではなく窓から入ってくる点により、忠彦ではないという結論にいたしました。はんこの売上金をさがしているのでしょうか。せっかく稼いだお金なのに。
萬平の思い付きからはんこを作って売ることにした福子たちは、さっそく制作に取り掛かりました。木を切る人(子供たち)、字を書く人(鈴)、彫る人(萬平と克子)の分業制です。鈴はのっけから、こんな小さい枠に三文字もどうやって書くのかと文句を言っています。
日々の生活の苦しさに耐えかねて、克子の子供たちが靴磨きの仕事を始めました。一回10銭。今の価値で考えたら100円ほどでしょうか。ラーメン一杯食べるには150回必要です。そういえば前回の放送で牧夫婦はラーメンを二人で二杯注文していましたね。さすが善之介、お金はあるようです。
前回、戦争中に何も貢献できないと悔しがる萬平の突然の絶叫できょとんとしながら終わったところですが、その戦争はドラマの中ではあっけなく終わり、福子、萬平、鈴の三人は大阪へ戻ってきました。しかし萬平の会社、自宅、福子の実家にして鈴の自宅すべて空襲で全焼してしまい、3人は難を逃れた克子の家に居候することになりました。
私の認識違いでしょうか。萬平は命に別状はないと診断されたと思っていましたが、鈴はお百度参りし福子は一晩中看病しています。でも村のおばあさんが拝み倒していたところ青年が「もうべっちょないて」と言ってましたよね。先生もとりあえずはべっちょないって。