ジブリ映画の女と男~玉の小刀をサンにあげてしまうアシタカ
今回「もののけ姫」を見ていて、印象に残ったのが「女と男」の描き方でした。タイトルはもののけ姫なのに、物語はアシタカ目線で進んでいくのは面白いです。(宮崎監督は「アシタカ聶記」というタイトルにしたかったらしいのですが、鈴木プロデューサーに全力で止められたそうです)
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今回「もののけ姫」を見ていて、印象に残ったのが「女と男」の描き方でした。タイトルはもののけ姫なのに、物語はアシタカ目線で進んでいくのは面白いです。(宮崎監督は「アシタカ聶記」というタイトルにしたかったらしいのですが、鈴木プロデューサーに全力で止められたそうです)
エボシはシシ神退治に出かけるとき、「動ける男はみんなつれて」行きました。タタラ場の女と病人たちに留守を任せ、男たちを根こそぎ連れていったのです。村の男たちも、師匠連も石火矢衆もジバシリも、一人残らずです。もしシシ神との戦いでエボシたちが全滅すれば、タタラ場に残るのは女たちと病人だけです。
その昔、エボシ御前はタタラ場を作るため、森を切り開くときに師匠連から石火矢衆(武装集団)を借りました。その見返りに、自らシシ神殺しをする約束をしました。
「もののけ姫」が扱うテーマは大きなものから小さなものまでありますが、今回強烈に感じたのは「生と死」でした。この映画は何度も観ていますが、これまでこの部分はあまり気にならなかったのに、自分でも驚いています。
もののけ姫は、1997年夏公開のジブリのアニメ映画なのでもう20年も前の作品ですね。先日、金曜ロードショーでやっていたので、改めて全編を通しで観ました。やっぱり面白いですね。