ラグナロクマスターズのご紹介

つゆいりです。

今日はヴァルキリーアナトミアではないゲームの記事を書きます。そのゲームのタイトルは『ラグナロクマスターズ』です。ピンと来た方いると思いますが、2002年にサービス開始したパソコン用オンラインゲームのスマホ版タイトルです。配信元はガンホー、開発は韓国のGravity社となっており、パソコン版と同じです。パソコン版とスマホ版は完全に別のゲームでありデータの引き継ぎなどはありません。2019年6月5日正午からサービス開始となりました。

『ラグナロクオンライン』といえば当時『大航海時代』や『リネージュ』などと並んで人気を博したMMORPGです。「MMORPG」とはMassively Multiplayer Online Role Playing Game の略で、「大規模多人数同時参加型オンラインRPG」と訳されます。画面内に自分以外のプレイヤーも表示され、会話したり一緒に戦ったりするもので、主に一人でコンピュータ相手に遊んでいた据置型ゲームとは一線を画するものでした。

私は2005年から2007年くらいにかけてラグナロクオンライン(以下、RO)をやってました。ROはマップは3Dですがキャラクターは2Dなのでパソコンが低スペックでも十分遊べたのと、ファイナルファンタジー全盛の時に子供時代を過ごした身にとって「ラグナロク」という言葉や北欧神話が馴染みあるものだったからです。これまでスマホゲームはほぼヴァルキリーアナトミアしかやってきませんでしたが、これも北欧神話をモチーフにしたものだというのは偶然ではないでしょう。面白いんですよ北欧神話って。

スマホ版のラグナロクマスターズ(以下、ラグマス)もMMORPGです。スマホでMMORPGなんて動くのか?と思いましたが、スイスイ動いてます。通信速度を制限した状態でも何ら問題なく動いてます。そしてとっても懐かしい。街やモンスターの名前はROと同じ。音楽や効果音も。マップやスキル構成、職業には違いがありますし操作性もスマホ用にかなりカスタマイズされています。ROのときはキーボードの大部分をスキルやアイテムのショートカットにあててPT狩りしてましたが、これがスマホでどのくらい再現できるのか楽しみです。

ラグマスは基本的にまずクエストをこなしていれば必要なものが揃っていくようです。むしろそれがないと強くもなれないのでまずはひたすらクエストこなしています。ROにもクエストありましたが特定のダンジョンに入るために仕方なくという感じでした。ラグマスは操作に慣れるためにもまずクエストこなして基本機能を全部解放したほうがよさそうです。MMORPGですが当分はソロプレイかな。

このゲーム、ヴァルキリーアナトミアとは対極にあるものだと思います。VAはすべてソロプレイです。他人と競う要素もありますが、基本的には自分ひとりで遊ぶもの。戦闘はターン制で、自分と敵が交互に攻撃し合います。これに対してラグマスは常に自分以外の誰か(敵含む)がそばにいてそれぞれの意思で動いています。自分が動かすのは自分のキャラ1体のみ。それぞれに役割があり、周囲と協力して目的をクリアすることに重点が置かれています。

いってみればVAは将棋や野球に似ています。1手ずつ次の展開を予想しながらじっくり考える。ラグマスはサッカーです。常に状況が変化している中で的確な判断の連続が求められます。どっちがいいというものではないですが、このような違いがあるのでVA好きな人がみんなラグマスも気に入るわけではないでしょう。

ラグマスを1日やってみた感想としては、とっても面白いです。ROをやっていたことで基本的なシステムを理解しているという点も大きいでしょう。それとスマホに特化した操作性がとても工夫されていて、かつ親切で助かります。たとえばどんなことか。

  • 戦闘を自動にできる。
  • 地図上のポイントを指定すれば自動で移動してくれる。
  • ソロプレイヤー用に自動で動く味方キャラが用意されている。

要するに自動なんです。そんなに手動が嫌ならゲームしなければいいでしょって思われそうですが、違うんです。始めたばかりのころは新鮮でもだんだんとただの作業と化すような操作が自動化されているんです。VAにもオート戦闘ありますが、周回が終わるたびにまた手動でスタートさせなければなりません。10周する場合は10回手間が必要で、他ごとしてると何も進まないわけです。スタンプも手動でその都度選択と送信をします。ラグマスはあるアイテムを20個集めたいとき、あるいはレベルを3つ上げたいとき、オートで放置すればいいんです。その間テレビ見てもよし、ご飯食べてもお風呂入ってもよし、ブログを書くことだってできるわけです。

アナトミアとの違いで言えばもう一つ大きな点が。それは、

ガチャが必須ではない

ということです。アナトミアは敵が強い武器をドロップしません。強い武器やキャラを手に入れるにはガチャを回すしかない。でもラグマスは低確率ですが敵が装備やアイテムをドロップします。時間をかければ強くなれるわけです。ROでは他人と装備を交換したり売買したりできましたが、ラグマスはカードや収集品のみ売買できるようです。装備やお金の受け渡しはできないので残念ですが、弱くてもレアなカードをモンスターから入手してお金に換え、ほしいものを買うということができます。

ラグマスにもガチャはあります。これには3種類あって、

  • 装飾品ガチャ
  • 武具ガチャ
  • カードガチャ

となっています。装飾品は強さにはほとんど影響しないけれどキャラのビジュアルに変化があるものです。主に帽子とかメガネですね。武具は装備品。剣とか弓とか鎧とかですね。カードは武具に装備して特殊効果を発揮するものです。パッシブスキル的な。これの有無で強さがかなり変わったりします。

装飾ガチャ

頭の装備にも一部とても魅力的な効果が付随しているものがあります。しかしおそらくガチャで狙うより作ったり拾いに行ったりしたほうがいいんじゃないかと思います。よってこれは趣味の範疇です。

武具ガチャ

武具とはすなわち武器と防具のことですが、これはカードスロットの有無で価値がまるで違います。カード挿せない武具は自分が強くなるとゴミになるのです。ガチャにはカードスロットついている武具も入っているようなので回す価値はあるでしょう。ただ自分のキャラが装備できないものは、現状では単に店売りするいかない(と思う)のでほぼゴミです。それに放置狩していればモンスターからドロップするのでほしいものがあるならガチャではなく狩場へGOです。

カードガチャ

カードは136枚での実装となったようです。みんながほしがるカードもけっこう含まれているので、これは回す価値がありそうです。

これらのアイテムはガチャでしか入手できないわけではないし、ほしい物が出るわけでもないのでほんとに資金に余裕があって時間かけるのが嫌な人用という位置づけでよいと思います。

いずれにせよ、このゲームはガチャで儲けようとしているわけではないと言えるでしょう。ROは当初ガチャも課金アイテムもありませんでした。月額1500円払ったらみな平等。あとは時間と運、そしてコミュ力のある者が強くなるという仕様でした。途中から課金アイテムを導入するようになりましたが、それは時間をお金で買うものでした。時間はないけどお金はあるという社会人向けですね。この点が、ガチャしないとほとんど強くならないVAとは大きく異なります。ROは元々低スペックパソコンでも遊べるものでしたし、学生や女性も多かった。たくさんの人から少しずつ月額で課金してもらうというROの発想がラグマスにも引き継がれていると感じます。

ちなみにリセマラも必要ありません。ガチャできるようになるまでレベル上げの時間がかかりますし、一度使った名前は二度と使うことができないのでリセマラするたびに名前を変えなきゃいけません。お気に入りの名前が使えなくなるのでいやですよね。しかもガチャしたところで決定的な差は生まれないわけですから、リセマラしたいと思う人はほとんどいないと思います。

では逆にどうやってガンホーは儲けるのか。ROは月額課金でしたがラグマスはそれすらありません。私が個人的に買いたいと思っているのは960円で買えるVIPチケットです。効果はたくさんあるんですが特筆すべきは

  • 疲労度が限界を超えていない場合、経験値とドロップ率33%アップ。
  • SP回復料理が毎日1つ無料でもらえる。
  • 31日間有効。

とにかくドロップ率33%アップはかなり大きい。ラグマスでは1日300分(繰り越して最長900分)を限界とした疲労度(スタミナ)が設定されています。限界を越えてしまうと戦闘はできますが経験値とドロップ率が徐々に減少して最後はほぼ0になり効率がめちゃくちゃ落ちてしまいます。33%アップは疲労がこの規定時間をオーバーしていなければボーナスになるということです。たとえばROではめぼしいカードのドロップ率は0.002%でした。500分の1ですね。これが33%アップということはおそらく

0.002% × 1.33 = 0.00266

でしょうから、375分の1になります。時短ですね。時間をお金で買うということです。スタミナを消耗するのはあくまで戦闘している時間のみです。狩場にいても歩いたり考えたりしている時間は疲労が溜まりませんし、弱いうちは戦うよりクエストした方が経験値が多いのでまったりユーザには1日300分でおつりが来るでしょう。そして序盤は料理があればほぼ回復いらず。さらに毎月960円払うだけでこの効果をずっと持続できるという親切設計。このあたりもプレミアム期間が20日間のVAと比べてしまいます。

VAは3周年にして400万ダウンロード(リセマラ込み)ですが、ラグマスは全世界で既に2700万ダウンロード。ユーザ数が文字通り桁違いなんです。だから一人当たりの売り上げが少なくてもユーザ全体で売上確保できてみんな気軽に遊ぶことができる。ソシャゲはVAしか知らないので他のゲームのことは分かりませんが、売り上げの大きいゲームはみんなこんな感じなんでしょうか。

ただVAのようなきれいな映像はラグマスにはありません。魔法やスキルのエフェクトは凝ったものもありますが、MMORPGでは何人も同時にスキルを使うとエフェクトで動作が重くなったりキャラクターや敵が見えなくなるので、エフェクトオフにする人も多いと思います。

課金額の大小だけがソシャゲの評価を決めるわけではないですが、課金額の多いゲームに疲れたときはこういうゲームをするのもよいと思います。VAやめるわけではないですがスマホ2台でどっちも動かせるのでVAで周回しつつラグマスやっていきたいと思います。今後はラグマスの基本的な育成方法などの記事も書いていきます。

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