メギド日記13 6章57-1

つゆいりです。

共襲お疲れさまでした。私はジェストルをメインに戦っていました。ベルフェゴールがいれば大ダメージ出せたようですが、6章の只中にある私には無縁のキャラ。インキュバスCもアロケルもいないのでひたすらアマゼロト&ベヒモスで周回しました。敵の奥義で強化解除されるのが痛かったです。ベヒモスに当たらないよう祈るしかなかったし、もし封印発動直後に解除されたらリタイアしてやり直していました。そんなこんなで100周届かないくらい。スターはエクストラステップ開始前で40万です。スクラッチ面倒ですよね…。

今週から新しいイベントが始まりました。『フルカネリ、最後の計画』前編です。これは先日のアジトTVでデカラビアの物語だと紹介されてたので、フルカネリのバックにいるメギドが誰なのかネタバレすることになってましたね。けどその情報が事前に知れたとしても特に問題なかったです。なんせ冒頭で「クックックッ」って笑ってましたから。

しかし今回のイベントも私にとっては問題ありでした。これも6章クリア後のお話だったのです。色々とネタバレされました。これを読んでくれる方に同じ思いをさせるわけにはいかないのでその内容については書きません。

さてここからは6章57です。いつもは1節全部読み切ってから書いているんですが、それだと分量が多くなって時間かかる上に内容を忘れてしまうため、今回は小節ごとに書いていこうと思います。その方が日記っぽいし。ということでここからはネタバレ満載になるのでご注意ください。

1小節読んだだけですが、メギド72のストーリーは面白いなとあらためて思いました。シナリオライターの方すごいです。前節56では絶体絶命の状況をどう乗り越えるのかワクワクしました。サルガタナスの登場に興奮するという展開もありました。アドラメレクの野望を打ち砕き次のシーンへ進むのを楽しみにしたわけですが、いやもう全然、全然終わってませんでした。アドラメレクの計画は彼が死してなお続いていたのです。気づきませんでした。56を読んでいるときはこの展開、この状況に疑問を感じませんでした。窮地を脱することにのみ興味が集中していたので。

今思えばコラフ・ラメルを包囲された状況でマルファスが反撃を猛烈にアピールしていたのは、この展開のための強引な導入だったのですね。あれは不自然でした。絶対にソロモンを待つ方がよかった。なのにいつも冷静なマルファスが武闘派のごとく攻め急いでいた。しかもメギドの力を使えない転生メギドが改造メギド体になれるであろう純正メギドに勝利した。

坊やだから、ではなく、改造メギド体に変身しなかったからですね。生身のヴィータ同士の戦いだった。それゆえヴィータの体を使い慣れている転生メギドたちに分があった。しかしメギド体にならない、これこそがアドラメレクの布石だったのです。それもアジトではなく、コラフ・ラメルという街中で戦うことが。カスピエルが命がけでアンドロマリウスらをアジトから逃がしたのは、アドラメレクの想定内というか、それこそ目的の一端だったのです。

アドラメレクは嫌な奴でした。卑劣で残虐な悪役でした。しかし頭はよかった。メギドラルで立場をうしなったハルマゲドン派の彼は、自身で言うところの「無様な」改造メギド体をもってヴァイガルドへやってきた。これは望んでそうしたのではなく、上のものからの命令でそうさせられているいわば屈辱的な任務でした。彼の本来の役割はアンチャーターを起動し、破壊すること。つまり凶星を出現させることですね。それとこの作戦の本体からソロモン王を遠ざけること。

彼はそのどちらも成し遂げました。同時刻ペルペトゥムには別動隊が攻め込んできたようです。もちろんソロモンはいません。この時点でアドラメレクは任務を成功させていたのです。そして彼は使われるだけにとどまりません。この状況でもなんとか自分の地位を取り戻すため、任務とは別に戦果を挙げようと作戦を考えていました。ヴァイガルドでのソロモンの孤立。そのためのアジト襲撃と、コラフ・ラメル外でのヴィータ体による戦い。いやあこれはしてやられました。ほんとに、まさかヴィータ体での戦いを市民に見せること自体が目的だったとは。

アドラメレクもその部下たちもこの戦いで命を落としましたが、しかしヴィータを殺害する様子を見た市民たちはソロモン一行を正義のヒーローとはみなしませんでした。むしろ正義の名の下に暴力を振るう人殺し集団。これはウェパルを殺害した反ソロモン派の存在を正当化するものです。あの時これからヴィータに憎まれて戦うことになるのだろうと予測しましたが、こういう流れで来るとは思いませんでした。せめて騎士団と一緒に戦っていればどっちに錦の御旗があるか一目瞭然でしたが、これではただの「怖い人たち」です。人々に根付いた恐怖心。これはアドラメレクよりもずっと強敵です。まさに呪いですね。

1小節目はストーリー的にはこんなところなんですが、他に2点ほど重要な話がありました。一つ目はサルガタナスです。海の水位が上がっているのを見て「最悪の事態」だとつぶやきました。そしてこっそり後をつけてきた騎士団の一員にこう伝言を頼みます。

ウェパルなら分かるんでしょうか。海面の水位が上がるのは地球で言えば月が近づくことによる引力の強化ですね。彗星でも近づいてきたのか、それとも凶星の引力か。凶星ならあえてソロモンに伝える必要はないですよね。見えてるんだから。それにそれなら落ちてくるのは星であり海ではない。なんなんでしょう。

そしてもう一つ、私がしつこいくらいこだわっていたウェパルとマナイの外見についてです。というか正確には追放刑についての情報です。アドラメレクはソロモンに倒される直前、ヴァイガルドで死ねばヴィータ体に転生できるのではないかと考えました。追放刑として魂だけヴァイガルドに送られるのも、ヴァイガルドで肉体を失って魂だけになるのは同じことだと踏んだのです。

しかしこれにバルバトスが反論します。ヴァイガルドで死ぬだけで転生が可能なら、過去のメギドとハルマの大戦の結果転生したメギドが大勢いるはずで、もしそうならそれが神話や伝承として残っているはずなのに、そんなものは聞いたことがないと。驚くべきはそれを聞いたアドラメレクが、転生できる見込みのあるものが追放され来たという可能性に言及したことです。これは以前コラフ・ラメルで転生ウェパルの外見について議論した時と同じ結論ですね。

つまりこれは、誰かが何かの意図をもって追放刑を実施しているという仮説を強化するものです。アドラメレクの話ではジズは懲罰局から追放対象としての「推薦」をもらっていたようです。これはただの刑ではなく実験。だとすれば何のため?ヴァイガルドでメギドを転生させることやその条件を把握することがメギドラルにとって何のメリットになるのか。

そしてアドラメレクはもう一つ、いえ二つ気になることを言ってました。ヴィータに転生したら十数年我慢して、メギドの力を取り戻したら「親」を倒すと。そしてメギドの力を使うための召喚者はここにいるソロモン王でなくてもいいと。これに対してウェパルがメギドラルのソロモン王が完成しているのかと反応していました。きっとサルガタナスも関係しているのでしょう。親についてはアドラメレクがクソというのだから、ハルマゲドン派ではないのでしょう。いったい何を生み出した存在なのか、気になります。

ペルペトゥムを襲撃している部隊は大いなるバビロン実現の本体のようで、残りのアンチャーターをすべて持ち込んでいるようです。ペルペトゥムの近くにはアバドンが集めていたフォトンの溜まり=霧の海があります。その膨大なフォトンを使ってアンチャーターをすべて起動し、即殺害する予定のようです。この場にいないソロモンたちがそれを阻めるとは思えないので、残るアンチャーターは行方知れずの最初の1体のみとなります。対アドラメレクという局所戦には勝利しましたが、敵の作戦には何の支障も出ておらずむしろ順調に進んでいる。絶望的な状況に変わりありませんね。勝算が見えませんが、どうなるんでしょうか。

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