2022年8月19日(金)最後の登園日

のび太です。

今日は娘が保育園に行く最後の日でした。来週からはいよいよインターのプリスクールが始まります。つなぎのため3ヵ月弱の保育園でしたが、この保育園に通えてとてもよかったです。

最後の日はたまたま園内のお祭りの日になりました。本当は翌土曜日だったのですが、コロナ蔓延のため保護者を入れず子供たちのみで行うことになりました。先生方もはっぴを着て、ヨーヨー釣りや的当てなどのゲームができる状態になっており、御神輿もありました。娘も終始楽しめたようでした。

今日が最後の登園ということで、園から先生方の寄せ書きや娘の写真集をいただきました。クラスの子の写真も載っており、短い間ではあったけれどここで過ごした時間のことをいつでも思い返せる素敵な贈り物でした。保育園はどこもここまでしてくれるものなのか、この園が特別なのかは分かりません。しかし少なくとも昨年通った保育園は1年通っても園からの贈り物は何もありませんでした。

こちらからもクラスメイトと先生方にささやかなお礼の品を用意しました。先生方には感謝の手紙も添えています。娘はこの保育園で毎日自分らしく生活できました。それはひとえに先生方やクラスメイトから温かく迎えられたからです。以前娘の言葉を大切にしているとこの日記に書いたことがありますが、この園でもそういうことを基本方針としてくれていました。娘が嫌だと言うことは強制しません。気持ちを否定したりもしません。でも少しずつ、給食を食べることや服を自分でたたむことなど、新しいことにも挑戦できるように促してくれました。

やれと命令してできなければ叱る。こういう教育方針でも子供は成長するでしょう。できることが増えて立派になったようにも見えるでしょう。でも一方で大人への嫌悪感や抗うことのできない力への諦めも同時に根付いてしまう可能性があります。ここはそういうリスクを極力排除した教育方針の保育園でした。近いということと、他に空きがないという理由から選んだ保育園でしたが、娘にとって最適な素晴らしい保育園でした。水曜日に担任の先生にお時間をいただき30分ほど園での娘の様子をうかがいましたが、その時にも娘をよく観察し個性を尊重してもらえていたことがよく分かりました。企業としての方針が園長先生だけでなく担任の先生にも行き渡っているし、方針に賛同できる方が先生として働いていると感じました。

クラスメイトの女の子も別れを惜しんでくれて寂しそうにしていました。「お別れ」ということが分かっていることがすごいなと思います。娘はまだそれが寂しいことだという気持ちはないようでした。クラスメイトの名前は覚えているし一緒に遊ぶのも楽しんですが、お風呂に入っているときにクラスメイトの名前を聞いたあとで”Who is your best friends?”と聞いたら、少し考えたあとエビのおもちゃを持って”Shrimp!”と答えていました。

3歳にして既に2つの保育園を経験し、次はプリスクールです。一貫校かつ少人数なのでこれから10年くらいは転校もクラス替えもない予定です。これからどんなことが起きるのか、娘の人生は私やしずかちゃんが経験してきたものとはまったく違うので先のことが想像できません。

“the best things are never in the past, but in the future.”

これは『花子とアン』の中でブラックバーン校長先生が卒業生たちに向けて言う言葉ですが、この保育園で過ごした時間が自分にとって最良であったと娘が思うことのないように、これからの道を歩んでいくつもりです。

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