2022年6月22日 三歳児検診

のび太です。

今日は三歳児検診に行ってきました。検尿を採取し、聴力と視力の検査は家で事前に実施せよとのことだったのですぐ終わるのではないかと思いながら行きました。

保健センターで実施されたのは以下の通りです。

  • 簡単なクイズ
  • 歯科検診
  • 身体測定
  • 問診

初めに歯科検診を行って、次の簡単なクイズまで10分ほど待たされました。娘は初めて来る場所が苦手です。緊張した面持ちでじっと椅子に座って待っていましたが、だんだん耐えきれなくなって外に行きたい、公園に行きたい、ここはいやだと言い始めました。そんな状態で始まったクイズ。1枚の紙に5つ絵が描かれており、「歯磨きの時に使うものはどれか」という問いに対して答えになる絵を指さすというものでした。出題するのはケイティのような大柄な女性でした。

初めての場所、いら立ち、ケイティと三拍子そろってはもうダメです。日本語の質問を私が英語にして聞かせましたが娘はそもそもやる気が出ず、適当に指さして終わらせようとします。挙句は指さしもやめて顔を背ける始末。ケイティに「しょうがないね」と言わせて終了を勝ち取りました。

娘が受け付けないのでケイティは私と話すことにしました。しかし所々に「お父様分からないかもしれませんが」と挟みます。うちは何もこういう特別な日だけ私が担当しているわけではなく日常的に娘の様子を見ているのですが、まあこの国ではまだまだ稀な家庭であることを自覚していますのでケイティのその言動にいちいち反応したりはしません。しかしケイティ、スピノサウルスのTシャツいじりなんていう安易な作戦では娘の心は開かないぞと思いながら見ていました。娘の好きな服は恐竜、電車、車、重機と「女の子なのに」と言われがちな柄が多いです。単に「恐竜いいね」と言ってくれればいいものを、「女の子なのに恐竜好きなんだね」と言われると

あ、見てる世界が違うな

と感じます。

その後また10分ほど待たされて今度は身体測定でした。身長、体重に加えて頭の周囲を測りました。これ何のためなんでしょう。うちの子頭大きいかなと感じているので他のこと比べてみたいところです。

そこからさらにまた10分ほど待たされて高齢のお医者さん(女性)による問診でした。先生は開口一番に「お名前は?」と聞いたので私が英語で娘に言い直すと「○○(自分の名前)ちゃん」と今までにない答え方をしました。日常会話が英語であることをさっと理解した先生は続けて”How old are you?”ときます。娘は「さん」と答えました。

聴診器で体の音を聞き、お腹を揉んで何かを確認したあと、先生は娘に口を開けるように言いました。私が英語で伝え、「あー」と言うと娘も「あ」と言って口を開けました。いつも歯磨きの時に「あ」と「い」で口を開けているのでそれと同じように声が出たようです。

これで終わりかと思いきや、最後にケイティが挫折したクイズがまた出てきました。また私が英語に直して娘に聞くと今度はちゃんとやる気を出し、ぶっきらぼうですが正解の絵を指さしました。3問正解してもういいかなと思ったのですが「残り2問続けてくれ」という圧を感じたので続けました。娘は5問全部正解して見せました。

続いてその絵を裏返して大きい丸と小さい丸がありどっちが大きいかが問われます。絵の向きを変えて3回。すべて正解しました。まだ終わりません。アンパンマンの人形を先生が娘の顔の前で円を描くように回します。目でそれを追う娘。ちゃんと目で追うかどうかの確認だったようです。さらに鼻を指して”What is the color?”と先生。「あか」と娘は応えました。次は靴を指してまた同じ質問。「きいろ」と答えました。どちらも正解です。

以上で診察はすべて終わりでした。早く帰りたかったんですが、「気になることはありませんか?」と2回聞かれたのでそれじゃあと、前の保育園で発達に遅れがあるのではと言われたことを話しました。今日見た限りでは何も問題ないとのこと。そうだろうなと思いました。

前の園に通っている間娘はずっと逆さバイバイをしていました。というかそもそも自分からバイバイしませんでした。基本的にコミュニケーション取ろうとしなかったのです。園の先生からすれば、話さない、目を見ない、手を振らないし振っても逆さと、発達に疑いありと言わざるを得ない状態でした。でも最近逆さバイバイは直っており、手のひらを相手に見せて振るようになりました。新しい園ではきちんと自分の気持ちを言えていますし、友達とも遊ぶしで、もうこれについては何も心配する必要ないと思っています。

そもそも逆さバイバイで発達障害を疑うのって根拠あるのか?と今では思っています。これは相手が自分に手のひらを見せているから、その真似をしているにすぎません。相手がしていることを認識して、それと同じことをする。頭がいいだけではないのかと思います。娘には「今日は保健センターに行くよ。そこはプレイグラウンドじゃないよ。」と言って連れてきました。だから周りにはしゃいでいる子がいても娘は真似しません。待つのがいやで遊びたくなった時も、そこで遊びまわるのではなく遊べるところに行きたいと言います。さらに今日は他者との受け答えに日本語を選択していました。この子は自分が今いる環境や相手の状況を把握し、それに応じた行動をとっているのだと感じました。遅れがあるどころか大いに進んでいると感じた一日でした。

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